(でも、なんだかんだ言って、この仕事も嫌いじゃないわ。そりゃあ、たまに自分の境遇を恨むことはあるけれども。私は奥様やそのご家族がとても好きだし、給料だって待遇だって悪くない。自分の時間が取れない所は……そりゃ、不満だけど。……豪華客船で好きなように遊べたから、あと数年分はチャラ、ってことにしておくわ。ふふ。)[そんなことを考えながら、][一緒にゲームをした仲間と目が合うと、悪戯っぽいウインクを交わすのだった]