貴方には、裏切っているように みえるかもしれないわね。 [ この手はもう、血の色で汚れている。そんな手で、抱きしめようと思うことすらおこがましいのかもしれないけれど。貴方の牙も、貴方の爪も。同じ赤なら、少しくらい許してくれるだろうか。再会を果たした貴方からすれば、それは裏切りと同義。明確な殺意を連れて、嗤う、嗤う。それは彼の言う通り、茶番なのかもしれなくて。>>33 ]