[硬質な音が耳に届いたのはその時のこと>>35。
応急処置には気付いていても、それがそのまま武器となりえることは失念していた。
しかし鍔迫り合いになっていなかった分、次の行動に移るまでは早い]
はっ!
[鎌の柄が滑る動きに合わせるように、自身の体を右へ傾け。
左翅から強く光放ち、自ら右側向け横向きに吹っ飛んだ。
左脇狙いの拳は掠めるように当たり、また着地を考えぬ回避は右肩からの落下になるだろうが、それでも拳がまともに入るよりはましと判断してのこと。
そしてその最中、右手は鎖を握り、オズワルドの左足側から掬うような軌道で分銅を振り回した*]