――はいっ!
[その水の柱見てカスパルがあげた声からは、
すんなりと意図を察することが出来た。>>29
これだけの水気から木気そして火気に繋げることが出来れば、
先程よりもさらに高威力の焔華を生み出せるはずだ――と。
そしてそれは酸與を直ちに、一撃で倒せるものともなろう。
手に持つ槍には滅多にない変化が起こっていた。
清浄な水気を取り込みカサンドラの意思とは無関係に、蔦を具象化させている。
無軌道に伸びるそれを押しとどめるように槍を両手で持てば、
蔦が消え周囲で風が膨れ上がった。小さく苦笑する。
槍を水平に構え、]