人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】rāst-dorūsh ソマリ

[地面を踏む足が酷く重く感じられるのは、理由を問うまでもない。
低く、まるで圧し殺すような声が響く。
それを聞いても振り返らなかった。
…振り返れは、しなかった。
それが糾弾よりも別の音に聞こえて、一度足を止める。>>7]

  …… それを事実とした時に、
  ウェルの気持ちが救われるのなら。
  (国の者を愛していられるならば。)

  きっと御前の父を害したのは俺なのだろう。

[声を張った訳でもなかったから、届かぬとも分からないが。
彼を振り返る事はしなかった。
その後ろにできあがった溝の深さを見ずとも、最早埋まらない事くらいは予想できた。
見たくなかった、とも、言う。

騒然としている宮中の人の中に、混ざって外へ向かう間中。
白鷹は俺の側にはいないで、先々と飛んで行ってしまっていた。]*

(37) 2017/04/27(Thu) 12:38:42

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