じゃーうずざん、いっがい降りで!
手当てがざき!
[持っていた薬缶を、急いで取り出しながら言う。
サシャの位置から傷は見えないが、服に滲んだ赤色が重篤であることを表している。返り血の可能性は、チャールズの疲労した様子を見ると考えつかなかった。
何とか降りてもらえたら、エディの薬をこれでもかというくらいに塗りたくり、巾で傷口を巻いてゆく。背中の傷には布が足りずに、フードを割いて代わりにした。]
こえでちょっと、らいじょうぶ…がな。
馬、乗える?
乗えないなら、肩、使っで。
[あんまり負担をかけないようにと、楽な方を選んでもらおうとしながら、最後の一人を連れてキュベルドンの森へ入る**]