[稲妻走る赤灼の髪、彼の手の中で巨大化する鉄の塊。対するナネッテは何も持たず、着の身着のままに自然体で立っている]…ふ、ふふ。流石四君子の一、と言ったところかしら。まさか神話の神まで出て来るとは思わなかったわ。[これだけの強大な相手を前にして、ナネッテは笑みを浮かべた。勝てないとは思わない。勝たなければいけないのだ]どこまで行けるか───いえ、超えてみせる。[目の前に困難が立ちはだかっても諦めない。自らを高め、何度も乗り越えてきた。それはこの世界であっても変わらない*]