[入って>>29との声に、扉を開く。そこには彼女一人の姿が。直前にもう一人の姿があったことなど、テオドールには気付くこともできない。]やあ、イングリッドさん。先日は在庫を切らしてしまって失礼したね。今日、ようやく入荷したのでお届けにあがったよ。[そう言って小さな包みを手渡す。]ああ、そうだ。これ、よかったら受け取ってくれないか。花の置物だ。先日のお詫びと開店祝いを兼ねてね。[もう一つのさらに小さな包みも取り出して。透明な袋に入ったそれは、■snow色の造花のポット。]