[クレステッドに声を掛けたと同時、背後に気配が生まれた。>>25闇に潜むものへの気配には聡いものの、何故か彼の気配には数瞬の遅れが伴う。蔦の名残を目に留めずとも、この城で逢うなら魔物に他ならない。咄嗟に身を翻し、アレクシスに対峙すると剣を構えた。背後に居るだろうクレステッドに目配せし。] ――…しまったな、今は少々燃料切れなんだ。 右が動かん、働き時だぞ。クレステッド。[密やかに声を飛ばして、己の実情を明かす。2対1の優勢局面ではあるが、己の持つ風精が応えない。]