[>>1:102動きを止めたヴェルナーに、イェンスが手を伸ばす。
揺さぶっても反応は無く、ヴェルナーはぐらりと地へ倒れ伏した]
そんな……そんな、ヴェルさんまで……?
あの花はいったい……。
この辺りに、花なんて咲いていませんでしたわ。
急にフレデリカさんのところに現れたなんて、いったいどうして……。
[その疑問に答えたのはドロシーの声>>6]
術……?
でもいったい、誰が……?
[魔王の手下、と名乗った者たちを思い出す。
彼らはフレデリカに触れてはいなかったように思う。
誰が、と思案を続ける前に、ヴェルナーが動いた>>8]