『……この先へ。 最後の承認を得て、深淵へと至るのであれば。 ……恐れに呑まれ、羽ばたきを忘れる事は、天界の徒として許しません、と。 ……それだけは、覚えておきなさい』[突き放すような口調で言いつつ、銀色の瞳がゾフィヤを見る。そこにあるのは、先ほどまでと比べたなら格段に柔らかな光。もっとも、それはすぐに掻き消え、六翼はもう話す事はない、と言わんばかりに目を閉じてしまうけれど。**]