…………。[新たなる『柱』たちを送り出した後、神子は小さく息を吐く。二頭の仔竜がそれぞれ鳴いて、神子を見上げた]ああ……うん。わかっている。ぼくは、ぼくのなすべきを果たしつつ、彼らの帰還を信じる……それが、何より大切な務めだからね。[託し、送り出す事しかできぬ我が身を憂えるのは幾度目か。中枢でありながら──否、中枢であり、強大な力を有するが故に、思うままに動けぬ神子はほんの少しだけ、眉を下げた。**]