[深夜の来客に応対しながら、いかにうちのソファが心地よかったかを笑いながら語る>>35アイリにくすりと笑顔を向けるがー]
『今から少しだけ、私の言うことを聞いていただきたいのです』
‥っ!?
[>>34ソフィヤの言葉が内に入り込んできたと同時に、くるりと自分の足が玄関の方へと一人でに歩き出す。
勿論、自分の意思などではない。
足が動いたとほぼ同じくして、アイリの叫び>>35。]
なに、これ‥勝手に足が‥!?
能力者‥‥?能力者なの!?
ーーアイリ!逃げてっ!
[突如として訪れた事態に動転し、いくら強制力が薄いとはいえ抗うことにまで頭は回らない。ただ一つ、アイリを殺されたくないーー誰かを殺させたくない。
その一心で、叫ぶアイリに向かって叫び返す。ーーそして、私の意に反して玄関へと辿り着くと鍵に私の手が掛けられ、カチャリと闇夜を貫いた。]