[その肝心の少女は皆の会話>>13>>16に耳は傾けているが、
時折何かしらに同意するような小さな頷きはするものの
積極的にそれぞれの会話の中には入ろうとしなかった。]
……っ。
[その代わりに…薄桃色の花で飾られたドレスを着た人形が
決して変わらない、穏やかな笑みを浮かべて
大仰に頷いて見せるのだ。
他の人形達もまたそれぞれに笑顔を見せたまま、
フィオンの真似>>14をしていた。
これが、少女なりのコミュニケーションの取り方である。
言葉のやりとりは怖いから、人形達を操る術を得た頃から
ずっとずっとこの形で過ごして来たのだ。**]