― 魔王城最深部 ―……っと。[進む先に不意に現れた影。>>17向けられた言葉には、とひとつ息を吐く]生憎と。そんな事するくらいなら、最初っからここまで来る気なんてないんでね。……あと、必要もねぇのに下げる頭は持ってないんだよ。わかってんだろ?[道化師の向ける笑みは見慣れたもの。旅立ちの当初は惑わされて痛い目にあった事も少なからずあった。だからこそ、ここに至ってはその笑みに揺らぐ事はない]てわけだから、そこ、通してもらうぜ。……俺が用事があるのは、あんたじゃない。