― 天上宮・城下 ―[飴細工煌めく店の前>>32で、その人影に追いついた。 振り向いて浮かべられた笑みは、記憶にあるのと違わぬもので>>33。 向けられた言葉は軽いものではあったが、反射的に少し背筋を伸ばした] はい! お久しぶりです、カスパルさん。[それでも、浮かぶ表情は笑顔に近いもの] カスパルさんも、お祭りに呼ばれて……?[店主へ楽しげに言葉掛けていた姿からは、先の報せを伝え聞いているかは判然としない。 やや窺うような視線で、朱雀の眷属へ声を掛ける*]