―第二閲覧室―
さっきの音なんだったの〜?
[第二閲覧室への道すがら、エントランスのほうからだろうか大きな音がした。あれはなんだったのか、ここにいる誰かに聞いてみなくちゃ、そんな事を考えてあたりを見渡している。]
…と、その前に、可愛い本達の様子見に行かなくちゃ。
[仕事もしないとね、とひとりごちながら背表紙が綺麗に並んだ本棚に触れる。その中にいくつか逆さに並べられた本を見つけ]
やだ。面白い。
こういう遊びが流行ってるの?
[ドロシーの背では届かない、高い位置にある本を逆さにし、本棚に戻した。]
私もお手伝いしちゃおっと。
[楽しそうに悪戯を始めた。*誰かに見つかれば素直に謝るだろう。*]