スノウちゃん!
[頭を抑えながら蓋を開けた瞬間、目に入ったのは、尻尾を掴まれ宙吊り状態でばたばたとなっているスノウ>>30と、掴んでいるダーフィト>>32。
私はダーフィトの絶命の瞬間を見ていたのです。
彼がスノウを掴んでいるとなれば、彼も私のように生き返っているのでしょう。
様々な感情が押し寄せて来たのですが、必死に平静を保ったまま彼らに近付くと。
聞こえたのは猫がダーフィトに向けて呼んだ名前>>32。]
ダーにゃん……?
[思わずスノウを助けようと伸ばした手も止まってしまいました。
同時に見えたのは、私が今まで見たことのないような、頬を赤らめているような姿。
私も彼も生きていることを確認すると同時に、その照れたような表情をじっと見つめていたのです。*]