俺の力、なんて……。[トールの胸に抱かれながら、微かに声を震わせる。] 自分の性格は、自分が一番よくわかってます。 敵は作りやすいし、誰かに頼るのも苦手だし。 いつも、自然と先輩が助けてくれてたのに……。[自分の欠点は自分が一番よくわかっているからこそ。それをさらけ出せるトールの前では、自然と弱くなっていた。]