[リエヴルの姿に気づき、静かに頷いた] ああ、ここは危険だ、……、 リエヴルお前、脚が――…、[常の彼と変わらぬ、暢気で穏やかな声だった。それよりも、彼が立っている事に驚き、目を瞠る。] とりあえず、歩けるのなら、出よう。[そのまま、一先ず処理施設の外へと逃れ。森の樹木の根元へレトを横たえ、暫し思案する。この所、自分も酷く眠気に襲われていた。決まって、血の足りぬ時だった。]