──1人だけど、独りではないね。[待っている仲間が居る。その存在は大きく、男に力を与えてくれた。今彼らは大きな敵に対し奮闘しているはず。彼らのためにもここを乗り切らなければならない] ………ん?[ふと視線を白と黒のマントの下へと向けると、薄暗い中で青銀色の竜が仄かに光っていた] …あぁ、1人でも無い、か。[老竜の想いがそこにある。その存在に勇気付けられ、男は緩く息を吐いた]