[受けた衝撃は、思いの外少なかった。恐る恐る目を開くと、郷の大人たちが駆け寄ってくるのが見えて。背中から聞こえた声に顔を傾ければ、自分を抱えたまま背中から倒れているメレディスがそこに居て]兄ちゃん!?[助けてくれたのだという嬉しさより、見るからに痛そうな彼の心配や申し訳無さの方がよっぽど勝って。泣きながらごめんと、大丈夫かと問う自分に同じ言葉を返した彼は、>>18記憶を失っても変わっていなかった]