フランツ!?[広間には、茫然として何もないところをただ見つめているフランツが一人いるばかり。いつもなら起きているはずのオットーやアルビンの姿は無かった]……何か、あったのね。[顔を見れば、明らかに今朝何かがあった、何かを見たことは分かった。そしてそれが、恐らくは最悪の事態。この館に"人狼"がいるということである、ということも。それでも、確認せずには居られなかった]