― 都市上空 ―[下方からの強襲は、振り下ろされた三日月斧により想定よりも浅い手応えを伝えるのみ。>>30それに僅かに目を細めつつ、軌道の逸れた大鎌を引いて一羽ばたき]ふむ。[距離を開け、対する者を見やる瞳は静かなもの。その内心に巡るものや、自身の呟きが思わせた事>>31は知る由もなく]求める『意志』……強き『流れ』を生み出すもの、か。[そんな呟きの後、大鎌を右手に提げて]