―丘―[彼女の身を包む炎は足下に広がる草たちを容赦なく焦がす。通った道には、黒い足跡が遺される。目指すは、あの天使。] …![その背に生える三対の翼が見え、瞳を見開いた。近くに救世主候補がいることなどつゆも知らず>>1、全速力で近づき、細身の剣を振りかざす。] 私が敬うは主のみ…! 主の御使いであるからと、自らを特別だと信じ込む輩は…ッ!