― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[頭を撫でられていたら、子供じゃないとふしゃー! となっただろうからやらなかったのは正解。
続いた言葉>>20にはぁー、と短く声を上げ]
だよねぇ……今回はお客人多いし、シンシャからは姫様いらしてるし。
誰かは気、回しとかないと、か。
[納得しつつ、そういう気配りができるからこそこっちに持って来たんだよねぇ、にーさま、なんて考えがちらりと過る。
彼の移動に関しては宰相府に勤める兄が色々と手回ししたらしい。
気質心得る間柄故の選択だったとは兄の弁だが、一応、内緒にしておけと言われているので余計な事は口にしない。
する間もなく、異変がやってきた、とも言うが]