[と、宿屋に向う道中に偶然にも少年の頭の上に積もった雪が落ちるのを目撃してしまった。>>33。あーあ、そんな呟きが…の口から漏れる。早足で駆け寄って、雪に埋もれるペーターへと片手を差し出した。間に合い、手を掴んでくれたのなら軽々と引き上げただろう。寒そうだと同情的な目を向けて、]朝から災難ですね。風邪を引いてしまいますよ。今日も村の皆さんのお使いですか?