[普段ごしゅじんさまのテーブルに足を掛けたりしたら、それどころか、料理に前足を出したりしたら、それはもう、怒られるどころの騒ぎじゃない。でも、今日はいいらしい、と理解していた。銀朱な髪の白い礼装の男から許可など出れば>>26喜び勇んで顔を前に出す。]テーブルには乗らないよ。ごしゅじんさま見てなくても乗らないよ。ぼく、良い子だからね。[テーブルの中央で燦然と輝く七面鳥の丸焼きをがぶりと咥えて端まで引っ張ってきて、両手で押さえながら食べ始める。]