人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天軍指揮官 ナネッテ


 ………、そう。聞こえますね。愛し子よ。

[大天使は、麗しき頬を笑ませて囁いた。
この場にない者、背に羽根を戴かぬ者。
けれど確かに、天に絆を繋ぐ愛しき子マレンマへと。]

 もうじきです。
 じきに地上は正され、正しき祝福が地を満たすでしょう。
 待っておいでなさい。じきに会いに行きます。


 貴方は天の──…私の愛し子なのですから。


[そうして、見えぬ彼方へと慈悲深く微笑みかけた。**]

(36) 2017/10/31(Tue) 16:51:34

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