人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


神子 アデル

[普通の女の子なら、もっと笑うものじゃないだろうか。
少なくとも教会に手伝いに来る娘達は楽しそうにおしゃべりし、笑いあっては、たまにシスターに叱られて頬を膨らませたりしていた。
もっとも、今から向かう場所を考えれば、笑うような場面ではないのは確かだったけれど。]

(……――あれ?)

[ソマリが先導する獣道を踏みしめる足は、まるで慣れてるかのように枯れ枝を避けて、落ちた枯葉を踏みしめる。
>>26自分でも不思議な感覚に内心で首を傾げるのと、高い鳴き声が耳に入って来たのはほぼ同じ。]

ユーリエッ!

[>>27しかし彼女の腕に噛みついた蝙蝠は小さく鳴き声を上げた後、力なく地面に落ちる。
苦しげにのたうち回るコウモリと、首元からいくつもの噛み跡が覗くユーリエの姿をあっけに取られて見つめていた。実際に彼女の力を目にしたのは、これが初めてだったから。]

これが…ユーリエの力……、初めて見た…。

(36) 2014/02/16(Sun) 22:25:49

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