( ……ニクス!? だめだ。来ちゃだめ…っ)[突然、常に傍らに在った、白い犬の鳴き声がして。咄嗟に止めようと振り返り。動きを止めた錆色の獣に気づき>>28、驚きに朱金を瞠るも。その隙をつくようにして、体当たりしようと、微かによろめく脚のまま、床を蹴った*]