人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

 深く 深く 閉ざされし。
 常闇の先へ 光 願い 祈り届けよ……!

[後半を変えた歌を紡ぎきるのと、狼の牙が肉薄するのはほぼ同時。
ぎりぎり、身を逸らす事で牙は肩へとすべり落ちる。
既に傷を受けていた所に更に重なる衝撃に息をつめつつ、どうにかメダリオンへ意識を向けて]

 …………届け、よ!

[メダリオンが淡い金色の光に包まれる。
光が抱くのは、先と同じく浄化の力。
ただし、先に降り注いだ金の雨よりも強く、そして、柔らかな光によってもたらされるもの。

変容が薬によるものなら、それを抑える事で元に戻せるのではないか、と。

そんな願いを込めたもの。*]

(35) 2020/11/25(Wed) 22:15:54 (tasuku)

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