[彼女は、フィオンを怪訝な目で見た。>>30について、彼女の記憶によると彼女の疑いは、一昨日の時点でスノウを除けば完全にラートリーに向いていた気がした。そこを「じんわり」と表現するのに、塗られている感触がある。
同様にフィオンのスノウ評も、もやっとして塗っている印象を覚えた。
一方でユーリエには歯切れよく白視を返しており、ユーリエからの疑いを何とか避けたい狼なのではという思いを強くする。
>>32 彼女にはたくさんの不安があったが、それでもフィオンで終わると信じている。この不安は消えないだろう。だが、2人を信じるに足ると判断した自分の目を信じたいのだ。
喉が足りないなら、ディークが話したいことを話してくれればそれでいい、と彼女は思った。]