― 夜明け ―きっと一緒にここを出ような…兄ちゃん。[吸血され眠りにつく兄の手を握り。ささやいた時だった。>>17ギィが、誰が止める暇もなく部屋を飛び出していったのは。]ギィ先輩…――!?…俺も行きます!![処理施設で待つ者の行方を思い出せば、瞬間跳ねるように立ち上がり何かを考えるよりも先に飛び出した。]