―廊下―[多分アイリお姉さんやシュテラお姉さんがいる場所はこっちの方だろう。そう思いながら全速力でダッシュする。途中、見えない何かにぶつかったような気配がしたが気のせいだったろうか。ぶつかった瞬間にゲームが始まってから分断された何かを取り戻したような感覚を得たが、少女は気にせず走っていく。汽笛が鳴る。ゲームも終わり、帰港するこの船にいられる時間ももう少しなのだ]