[しかし、そういう時にこそ邪魔が入るのがお約束と言うもの。ピシッと不吉な音を立てて、目の前の空間にひび割れた硝子のような亀裂が走った。その数実に8(10x1)。それぞれの亀裂を突き破り、這い出て来るのは翼持つ悪魔達の姿だ]……さすがに、ただで逃がしてはくれませんか。[ヴァイオリンの弓を構えて、滑空する彼らとにらみ合った*]