……わかってる、よ。俺だって、わかっちゃいるんだよ。けど。だけど。悔しくて、自分が情けなくて。……じっとしてらんねぇんだよ![間を置いて、零れ落ちたのはずっと抱えていたもの]護るって、決めてたのに。一番、大事、なのに。肝心な時に、手が届かなくて、何にもできなくて、だからっ……![後は言葉に出来なくて、きつく唇を噛み締める。影竜がまた、きゅぅぃぃ、と案ずる声で鳴いた。*]