― 301号室 ―[酒は取り上げられ、今日は大人しくしていなければならないだろうと観念して休んでいた頃。銀嵐ですら途切れぬ赤い聲を聞いて眉を寄せた]……もうすぐ闇が迫るぞ。出掛けた者は帰っているか?[資料を取りに出て行った者達の無事を確認する為に急いで談話室に降りると、点呼を兼ねる様に声の主を探し]帰って来てない奴はいないか?