[我の分がないことについては
二人とも触れはしなかった。>>30
あの場で軽い立食があるのもそうだが
気が重いと食に手をつける気にならんというのもある。
だがないと思っていた封蝋を手渡されると]
おお、封蝋あったのか!?
しかも店を3件回っただと!?
そうまでして探してくれたのか!
[ならば手間をかけさせてしまったやもしれん、
これは悪いことをした。>>30]
すまぬな……同胞や御大……
始祖と呼ばれる吸血鬼に送る手紙の中でも
極秘のものは郵便を通さず
己が力を分化した蝙蝠や夜の生物、若しくは
眷属などの使いに持たせて送るのが常なのだが。
その手紙に使う封蝋を切らしていたのを
つい忘れておったのだ……。