[ だが、それでも ]
(やっぱり殴られる、かもな)
[ 男は遠い目になりつつ、深い息をついた ]
艦長…
「私は構いませんよ」
[ 男が問いを口にする前に、ここまですぐ傍でウェルシュの様子も見て来た新艦長が、あっさりと請け負う ]
「勿論、ストンプ候の安全には最大限に留意します。艦に危険が及ぶようなことがあれば、真っ先に退艦して頂きます。それは承知して頂けますね?」
[ 激戦となった場合には、即座に後続艦へ下がる、或いは脱出する。それを承知するならという言葉を新艦長はウェルシュに向けた// ]