人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


丑ケ谷 亜梨沙 アリーセ

山の麓にある集落に、小学校と中学校の分校があったのね。
集落の子供は皆そこで勉強して、遊ぶ場所って言ったら学校の裏手にある山と、山から流れて来る川くらいしかない。

獣道を進んだ山奥には、信仰も廃れて訪れる人もいなくなった…所謂忘れ去られた祠があった。

その集落に住む小学生の男の子…Aくんって事にするわね。
――は、山奥にあるそれが祠だって知らずに遊んでたの。

山奥に行ったら駄目だって大人にきつく言われてるのにね。
でもA君は人目を憚る必要があった。

(35) 2014/10/22(Wed) 00:20:23

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