人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


シェーンバルト王国王子 カレル

[見れば、魔物も混じっているのに、よく統制のとれた騎馬の動きだった。
馬首を返した襲撃者が鎖を手にするのを見て、その用途に悩みかけるも、意識は長とおぼしき男が手にした剣に引きつけられる。
布がまかれているとはいえ、見まごうことなき兄の佩剣──]


  そいつ…っ !


[横薙ぎに振り払われる刃が、棒を断ち肌に冷たい筋を引いて、一瞬の邂逅は終わる。
魔法の白い閃光が溢れた。**]

(35) 2014/09/16(Tue) 01:15:33

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