[ その衣の裾に口付けて、甘えるように見上げた。] 血が騒ぎます、公父上《マスター》。 ぼくはあの狩人に仕返しをしてやりたい。 それも、自分は手を下さずに、高見の見物をしていたいのだけど、素敵なアイデアはありませんか。 [ ひとしきりまくしたてた後で、双子に気付き、やあ、と軽妙に挨拶する。双子が仕えているのは絢爛公なのはわかっているけど、ぼくだって絢爛公の仔だし、という自負が態度に出ていた。**]