― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[新たなる『柱』となるべき者たちの到着からしばしの間を置いて。
集いし者たちの疲れが癒えた頃、神子は風に乗せ、儀式の間へと集うようにと報せを出した]
さて、そろそろ疲れも癒えた頃かと思う。
……時の猶予は限られているからね。
最初の討伐へと赴いてもらいたい。
[集った面々に向けて静かに告げる様子は、静かなもの。
両脇に控える仔竜たちも、どこか神妙な様子だった]
これより、転移門を開いて『世界軸』の上層へと道を繋ぐ。
転移したなら、絆石の導く道を辿り、その先にいるものを討伐してほしい。