人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


影の軍師 アレクシス

-春の祭の終わり-

 ――――……ッふふ、捕まえました。

[>>0:133 アレクシスは誰かを路地裏に追い詰める。
巫女姫の奇襲を掛けようと画策していた”虫”は、今や袋小路である。
アレクシスは平均よりやや上程度である、そこまで足は速くない。
然しそれでも確実に、追い詰めるだけの、土地勘は充分にあった。
そいつは言う、『お前どこかで見た顔だな、まさか』]
 
 さぁ…… 私なんてただのしがない学者ですよ。
 人違いじゃないですか?

 なに、今は殺しません。
 少しずつ、羽根を捥いでから殺す方が楽しいでしょう。
 
[相変わらずの穏やかな口調のまま、一歩近づく。何処かで蜂の音がする。そして細い目をさらに細くさせ、優美に髪を撫でながら、声を一段下げる。]

(35) 2015/03/07(Sat) 01:12:02

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