あれ、フレデリカ。起きてたんだ。
…って、あはは…私が寝ちゃっただけだよね。
ごめんごめん。つい、ソファーがふかふかふわふわ
だったからさ…えへへ。
[アイリが階段から降りて来た所で、フレデリカがアイリの方に顔が向いたのを(>>33)確認する。どうやらフレデリカは玄関越しに誰かと会話をしているようだと把握した。]
(こんな遅い時間なのに…フレデリカも断ればいいのに…)
[…二人にとって運が悪かったのは、アイリが聞こえていた部分は"‥‥分かりました。この場で良ければ"という部分からだったのだ。だから、玄関越しの相手の罠を未然に回避する事が叶わなかったのだ。その結果―]
―――っ!!
[アイリは背筋にぞわりとした悪寒を感じる事になる。
そして玄関越しにいる相手の声を聞き、アイリはすぐに理解した。
―――玄関越しにいるのは、能力者だと。]