ああ……そーだな。だから、奔放なヤツの近衛がしんどいってのは、良くわかるんだよ。[語る口調は、妙に懐かしむような響きを帯びる。とはいえ、それは刹那で消えて]ああ、さすがにここで何かあるとは思えんが。頼むわ。[視線の先を追い、返すのは頷き一つ。何かあればすぐに察する事はできるが、自分が目立つのはあまりよろしくない、と思うから。短い言葉に、託す意思を伝えた。**]