―― 一年後:実技試験>>21〜 ――[一年前と同じように、練武場に突如現れた優雅な茶席。その中央にゆっくりと座しながら、静かにティーカップを口元へと運んでいた。琥珀色の雫が注ぐ先、僅かに弧を描く。] この俺が、手ずから教えた相手だ。 ――――…手強くない訳が、ないだろうに。