[クレメンスがこちらの心配をしたいが>>31などと
考えてくれていると知ったなら。
なんだかんだ優しい上司に、自分のことより今は…!と
言っただろう。
お互いにそんな余裕がないのは、見ればわかるから。]
―――…っ !
[駆けようかとする金色の狼>>29
動かそうとした途端、左肩に奔る痛みを紛らせるように、
唇を噛みしめる。
血にぬめる右手だけの不安定な動きで、追うのでは間に合わない。
速すぎるスピードを予測して、その先へ銃口を流そうとするが、
クレメンスと狼の距離が近かったなら、撃てずに構えたまま**]