[ 魔物に堕ちた理由を語るジークムント>>26を、じっと見上げる。
神はそこまで無情ではない。
……しかし、教会はどうか。
クルースニクはどうなのか。
「敵」が魔物だろうと、魔物に与した人間だろうと、きっと容赦はしないだろう。 ]
聖将軍がちかくに。
[ 細い肩を包む白いマントを引き寄せながら、
痛まない方の片足に体重をかけて立つ。 ]
アデルはどこにいるの。
[ 立ち去る前にと、少し急いで聞いた。
神子の元へ連れて行く、と先ほどジークムントは言った。
……それは、神子が魔物の手に渡ったということではないだろうか? ]